佐藤 博實　草木の肖像展

　2016年3月5日（土）から29日（火）迄、アートギャラリー月桂樹において佐藤博實先生の個展を開催いたします。
　佐藤先生は〝樹木・草木〟を描く画家としてユニークな存在であり、その精緻で芸術性の高い画風に多くのフアンを集める異色の画家であります。一度先生の絵を見た多くの美術愛好家は先生の蓄積された基本デッサンから生まれた技巧のすばらしさ以上に先生の研ぎ澄まされた芸術感覚に魅了されます。
　1972年に、東京藝大油絵科をご卒業後、TVCF制作会社にご勤務になられましたが、1976年に本格的に画家としての道を歩かれるようになりました。
　1955年頃から、先生ご自身のお言葉ですが“思うところがあって”樹木図を描き始められました。
　2005年には、画文集“草木の肖像”を刊行、東京近代美術クラブで原画展を開催され、その後、銀座或いは弘前市、川崎市、地元越生町などで個展・グループ展を開催、高い評価を得て居られます。

　現在は先生の持って居られる哲学、人間論に基づき、無所属でありますが、ひたすらご自身の芸術感覚を具現化する絵画制作に没頭されて居られます。
　先生の精密にして抒情的な薫り高い絵画を展示できる機会を得ました月桂樹スタッフ一同、元来のフアンの立場を更に越えて、熱烈な支援者の一人となって、先生の個展のご成功を願っております！
　多くの美術愛好家の皆様！　是非のご来場を心からお待ち申し上げております。
アートギャラリー月桂樹、長嶋