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中村 忠二 らくがき展

中村 忠二 らくがき展 「こころに問う」のご案内
2018年6月5日(火)~23日(土)

 アートギャラリー月桂樹開館以来、最も注目すべき“中村忠二らくがき展”を企画・開催出来ました事はスタッフ一同心からの喜びであります。
 2018年6月5日(火)から23日(土)迄(日・月休館)開催されます中村忠二らくがき展は忠二生誕120周年を記念して、月桂樹での開催に続いて6月22日から練馬美術館でも中村忠二展の開催が予定されて居りますが、忠二の心に問う珠玉の作品展が収蔵家であり若き親友でもあった地元鳩山在住の東平哲彌画伯のご厚意で実現いたしました。
 中村忠二については、ご承知の向きも多いと存じますが、戦後の一時代、心の叫びを絵に表現して美術界を駆け抜けていった異色の画家であり、友人関係にあった、かの長谷川利行と並び称される現代注目の画家であります。
 忠二の絵は飾り気のない、稚拙で素朴な絵と感ずる向きも多いと思いますが、画家であると同時に詩人でもあった忠二の壮絶な生きざまの中から生まれた魂の叫びを感じ、深い感動を覚える絵であると思います。
 中村忠二は1898年姫路市に生誕、1919年東京日本美術学校に学び画家を目指しました。1957年中央画壇を離れ、練馬区貫井のアトリエで、貧困と闘いながら独り絵と詩の世界を探求し、モノタイプと詩画の作品を多く遺しました。
 妻であり最大の理解者であった水彩画家であり、女性独立運動家でもあった伴敏子との3度にわたる結婚・離婚は実に興味深い人間ドラマでもあります。
 中村忠二を知る多くの美術愛好家の方々も、初めて忠二を知る美術愛好家にも、美術関係者或いはマスコミ関係者の方々にも、今回の中村忠二らくがき展を是非ご鑑賞頂き、知り合いの方々に広め、お誘い頂きたいと思います。
アートギャラリー月桂樹、長嶋・佐藤

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